飢餓同盟の闇に飲み込まれ、首魁ドランブイの歓迎を受けるアドニス。ベルの<唸る剣ルンディング>をはじめ数多の名剣を生み出した剣作家の彼女は、アドニスのためだけの剣<錆びた爪ラスティネール>を作り、彼に与える。さらに、旧知のシアンを呼び寄せ、剣の修行をつけさせるのだった。とまどいながらも徐々にドランブイとその闇の暖かさに心酔していくアドニス。そしてベルが<理由ことわりの少女>と呼ばれる由縁にも近づいていく。