戦いのさなかで神の心臓は大きな損傷を受け、機械仕掛けの神の飢えはとうとう人の形となって姿を現す。幼いベルの外見を模した<それ>はアドニスをも融合して取り込み、ベルを異空間へといざなう。そこには古の神々の楽園とされるかつての聖星アースが広がっていた。この世界の名は月であること、そしてベルこそがこの世界にいる者すべての原初であるという由縁が語られる。